努力しても決して幸せになれない理由

エントリ名を見る限り、努力の意味があるとか無いとか、努力して夢がかなうとかかなわないとか、出来ないやつが努力したって出来ないままだとかいいや違うだとか、そういう話だと思っていたが……。
石油は必ずしも国民を幸せにするものではなかったことにまず驚いた。中東はそのオイルマネーで色々と幅を利かせている気がする(ドバイとか)のに。
そして、人の幸せは結局のところ、今をどう感じるかに依拠しているということ。考えてみれば当然なのだが(それは暗闇に、その恐怖心から居もしない怪物を想像してしまい、更に恐怖してしまうように)。富に関する幸福感(あるいはその逆)は他人との比較で生じているという。その周囲との比較によって、自尊心がどうなるのか。結局はそういうことなのだ、とエントリでは書かれている。豊かになったレベルの社会では、自尊心が満たされるから幸せなのであり、それが傷つけられるから不幸せなのだ、と。
このネタ元になった本も気になるなぁ(ハードカバーだろうから、買うかどうかは不明)。