柳沢大臣発言問題なのだが
私は日曜のニュース観るまで問題の存在自体を知らなかったんだが。アンテナ低いな……。
それは兎も角、その発言が問題になってるわけだが……。
全文をここに。ソースは真っ黒々 - 空や海ならわかってる、知られない嬉しさもありました。より。スポーツ報知からの様だ。
◆柳沢厚生労働相発言要旨
なかなか今の女性は一生の間にたくさん子どもを産んでくれない。人口統計学では、女性は１５〜５０歳が出産する年齢で、その数を勘定すると大体分かる。ほかからは生まれようがない。産む機械と言ってはなんだが、装置の数が決まったとなると、機械と言っては申し訳ないが、機械と言ってごめんなさいね、あとは産む役目の人が１人頭で頑張ってもらうしかない。（女性）１人当たりどのぐらい産んでくれるかという合計特殊出生率が今、日本では１．２６。２０５５年まで推計したら、くしくも同じ１．２６だった。それを上げなければいけない。
（2007年1月30日06時00分 スポーツ報知）
要は例えなのだ。途中で中断して謝罪して直接的な言い方に切り替えているが、おそらくは『機械』、『装置』の数が決まると『生産量』の期待値が変わってくるという話で、云われている『女性＝機械』という事ではないのだ(その比喩についてはキーワード『子どもを産む機械 』が詳しい)。ただその例え*1が適当かどうかは分からぬが(柳沢大臣自体、その適当性を疑い『直ぐに』謝罪しているわけだ)。発言中の『機械』というのはかぎ括弧に入れておくべきものなのである。
例えさえ出来ないなら哲学の話なんかできそうに無いね(何なら、パスカルに『人間を草に例えるなんて何事だ！』とか云ってみるかね？)。
しかし、それを『問題だ！』と印象操作しているわけである*2。
柳沢大臣は何故直ぐに屈し、謝罪し、自らの未来を殺したのだろう。何故安倍総理はそこで対策を採らなかったのだろうか。一方小泉元首相は……。
小泉純一郎前首相は中川氏に電話し「民主党が追及しているのは、小沢一郎代表の多額の事務所費や角田義一前参院副議長の朝鮮総連系団体からの献金の問題を隠したいからだ。審議拒否に決して屈してはいけない」と伝えた。
あと、調べていくうちに出てきた問題で、『産めよ増やせよ』になっているという糾弾だが。
おそらく問題にしてるのは１人頭で頑張ってもらうしかない
という部分(サンデーモーニングの件の映像でもそうだったが)。だがそれはどうとでも取れるわけで、その辺りはまあ迂闊だっただろう(どう取られても仕方ない発言はどうとでも取られる)。
発言要旨から下の部分が無い以上、私も解釈のしようが無いしね。
# こういう発言を問題とするなら、じゃあどうしろというのも欲しいね。私はどうも(少子化問題に)色々することが出来なさそうだからね。
# 結婚……かぁ。
