終わらない夏休み

労働や生産が存在しない世界である。どこからかわからない富によってこの世界が支えられ、主人公たちはただそれを消費し、ヌルい日常をすごしていく。『よつばと!』以上に、終わらない夏休みそのものであり、宮崎勤的にいえば「甘い世界」である。


一瞬「千佳とか美羽とかが嬲り殺されるのかガクガクブルブル」と思った。
いや、読んだ事はないんだけどね。気づいた時にはもうNiftyウェブサービス終了してたし。


ウェブサービスが終了するというのはウェブリソースの損失じゃないのかと思う。過去にリンクしても現在には戻ってこない。そのためのweb archiveなのに、Niftyはそれを阻止してやがった……読む方法が無いじゃないか!


閑話休題
元ネタはこの用語辞典の項。
反逆出来ぬ程の恐怖、恐いもの見たさに読みたくなるのだが、どうにかならぬものか。


それにしても、一部の漫画がモラトリアムのような世界を書いているのは、よく見る書評のような気がする。人はそういう、労働もいざこざも、いやなことが無い世界を夢見るものだろうから、そういうのを描くのもまた自然なのだろう。